大学受験の参考書

商品の詳細
- Amazon.co.jp ランキング: #100494 / 本
- 発売日: 2005-03
- 版型: 単行本
- 355 ページ
エディターレビュー
出版社 / 著者からの内容紹介
わかりにくい有機化学を短期間に攻略。頻出37テーマ40の最重点を収録。"試験場必携解法カード"付き。
内容(「MARC」データベースより)
好評の『照井式解法カード』の新課程対応版,第2弾。入試でねらわれる有機化学の必須事項を丁寧に解説,入試に役立つ。
カスタマーレビュー
カードがいい!
授業をした後に購入したので、内容はさら〜っと読んで、
ちょっと絵が欲しいな〜と思うくらいでしたね。
この本でかなり活用したのが解法カード!
このシリーズはこれが良いんじゃないでしょうか…
まとめる時間が勿体ないし、
カードに足りないこと(例えば二糖類のαorβ、結合位置など)は書き込めば良いし。
私は有機を少しでもやらないと飛んでしまうタチだったので、
カードを通学時いつも眺めてました。
時代遅れ
最近の入試問題は、以前のような重要事項を詰め込み、数研の重要問題集などで多くの問題にあたっておけば、知識で解けたり、必ず似たような問題が出題され、合格点に達するという常識が通用しなくなってきている。それは新傾向の出題が増加し、知っているパターンにあてはめて解くのではなく、その場で自分で解法を作り出すという、実践的な問題処理能力が問われるようになってきたからである。つまり世の中はただの物知りではなく、知識の意味、可能性なども考慮し、それらを使って新たなものを自分で導き、生み出せる力を求めているのだ。これに対処するにはただの丸暗記では当然ダメで、なぜそうなるのかの理解は勿論のこと、そこから広がる事象にも目を向け、化学という学問のより深い理解が不可欠となる。こういった能力を高めるためには、本書は不適切である。テクニックが先行し、なぜそうなるのかの記述が少なく、解らせる気のない会話形式や以外と重要な知識の抜け、中途半端な知識量、かつ無味乾燥な暗記作業にしかならない解法カードなど、はっきりいって時代遅れな構成で、深い理解を得ることができないばかりか、知的好奇心もわかない。人気に裏付けされた本書の内容は、浅はかで発展性のない、大学入試における知識を覚えるためのものでしかないことを、どれだけの人が知らないでいるのか、もはや見当もつかない。
苦手な人には勧められない。
理系の人で化学を少しでもやったことがある人ならばオススメできるのかも知れないが、文系出身の理転の人間や化学が苦手な人には相当キツい本。間違っても初学者や化学で伸び悩んでいる人は手を出してはいけない。
とにかくまず受験に不必要な余計な情報が多過ぎる。それらの情報を無理矢理詰め込んでいるものだから必然的にレイアウトがごちゃごちゃになってしまい、本書は非常に読み難い。もちろん、参考書本文の文体は「生徒と教師の会話」になっているのでとっつき易いといえばそうなのだが、会話になっている分、その流れで受験に直接関係無い事にまでそのまま触れてしまっているので、さらに説明や重要な箇所を不明瞭にさせる原因になっている(本来ならば「発展事項」として別枠で触れるような事も本文に混じっている)。また、他の参考書だと反応や実験に関してはイラストや図表があるのだが、何故か本書にはそれが無い。なので、ビジュアル的に理解すれば良いトコも文章で理解しなければいけないなってしまっている。
そして、本書の最大の売りである解法カードなのだが、残念ながらこれも決して理解し易く書かれている訳ではないし、およそ暗記しなくても良い事(覚えなくても、その場に考えれば良いような事)が結構盛り込まれている。よって、解法カード目当てで本書を購入して参考書代わりにするのは、化学の入試基礎が完成している人以外にはオススメできない。何故なら、解法カードでわからない箇所があって本文を参照してみても余計な情報が多いため、下手をすると疑問が余計にこじれる恐れがあるからだ。
さらに有機化学について言えば、やはり計算が絡む問題の解説は不親切なままであるのだが、その他の問題の解説は実は読んでいてなかなか面白い。だが、それらの部分も大半は入試で出ない事と合わせて書かれてあるので、読み手に「入試に必要な事だけを取捨選択できる実力」が伴っていないと、全てを理解しようとしてしまう恐れがある。もちろん、その該当箇所をマスターすれば点数は稼げるようになるが、化学にかける時間の割合が多くなってしまう。
恐らく、本書は照井先生の授業の実況中継といった感じになっているのであろう。しかし、授業中の雑談まで書いてしまったため全体的に無駄が多くなってしまっている。いま照井先生に習っている人や本書と相性が合う人が使えばきっと力になるのだろうが、そうじゃない人にとっては苦痛でしかない。決して本書は万人向けでは無い。