秘伝 中学入試国語読解法

秘伝 中学入試国語読解法

秘伝 中学入試国語読解法

価格:\1575(税込)

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  • Amazon.co.jp ランキング: #48507 / 本
  • 発売日: 1999-03
  • 版型: 単行本(ソフトカバー)
  • 410 ページ

出版社からの内容紹介
漱石研究の第一人者である大学助教授・石原千秋が、中学受験に“はまった”異色の1冊。
もっとも、著者が受験したわけではない。彼の息子が、である。本書は、中学入試に挑んだ一家の顛末
(てんまつ)を赤裸々に描いた体験編「僕たちの中学受験」と、国語の入試問題の説き方を手ほどきした
国語問題読解編「入試国語を考える」の2部で構成される。

体験編ではまず、中学受験に乗り気でなかった父親が、なぜ受験を是とするようになったのかが語られる。
その心変わりを追っていくと、現在の教育制度や公立学校が抱える欠陥が垣間見えてくる。
だが、中学受験は生易しいものではない。模擬試験の偏差値に一喜一憂し、志望校選びに翻弄(ほんろう)される日々。
それらは冷静な筆致でつづられているものの、「『中学受験は親の受験』という言葉が身にしみた」とのひと言に、
著者の本音がのぞく。

一転、国語問題読解編では、著者が文学研究者としての本領を発揮し、
有名中学校の入試国語の「過去問」を徹底分析。読解のルール、ノウハウを指南する。
ロラン・バルトの「物語は一つの文である」との考えをベースに、問題文の把握の仕方、設問の意味などを
克明に解説する。この法則さえ会得すれば“入試国語恐れるに足りず”、というわけだが、果たしてうまくいくかどうか…

400ページとボリュームはあるが、一気に読ませる。子どもの中学受験を考えている親はもとより、
中学受験に無縁な人にも一読を強くおすすめしたい。(清水英孝)

カスタマーレビュー

この本は二部構成になっていて、体験編では、中学入試に対する僕たちの戸惑いや
試行錯誤を出来るだけ率直に書いた。そのほうがかえって参考になると考えたからだ。
一方、国語問題読解編では、著者の研究者としての分析力をフルに発揮した。「国語」に隠されている見えない
ルールを炙り出すという読解法は、入試国語に強くなるだけでなく、「学校」空間というものについて考える
契機となるだろう。だから、この本は著者の学校論でもある。

学級崩壊のただ中にいた小学生の長男とともに、難関中学受験へ。
二人三脚の塾選びや受験生の日常の過ごし方などを描くほか、中学入試国語の革命的な解法を、
漱石研究で知られる著者が具体的に解析する。〈ソフトカバー〉

文学研究者の感想文1
論理性に欠ける記述は文学研究者としての資質からでしょうか。
単純化した理論の展開と結局は国語力でという解説になっているので、受験には役に立たないでしょう。
単純化に惹かれる人は多いのでしょうが・・・。この程度のことは進学塾で論理的に教えてくれます。

家庭学習にしても、他の参考書をやったほうがよいと思います。
この手の本は10冊以上読みましたが、受験に役立つものはありませんでした。
盲目的でない人が国語教育を考える意味で読むにはいいかもしれませんが。

鋭いけれど、、、3
よくありがちなテクニックに終始した書と異なり、入試国語の一側面を鋭くついている点はさすがである。
一方で、専門家特有のシニカルな部分も多々あり(やむをえないだろうが)、子供が読むか、
親が読んで咀嚼してから解説するか、は子供の精神年齢によるだろう。

第一部の体験談は面白く読めるが、中学校についてのコメントはかなり主観的。
筆者の好みに合わない学校については「悪口」に近い記載があり、後味が悪い。
また、国立大附属の設立の経緯、使命を私立のそれと誤認されている。
第二部の入試国語論が秀逸なだけに残念だ。「学校案内」ではないので、主観的でも構わないのだが、
説得力があるだけに「真に受ける読者がいるのでは」と危惧して、第一部は星1つ。第二部は星5つ。平均して星3つ。

中学受験にハマル親御さんたち5
受験を控えた小学6年生当人よりも、スポンサーである親御さん達の方が
ピリピリし始める季節になりました。本書がそのスポンサー達のマイナートランキライザーであることは
いまさら申すまでもありません。その大きな理由は、大多数の親御さんと著者とが年代的にも環境的にも
似通っていること、そして、誰もが共通して感じている受験制度の矛盾を著者が代弁している、という
ガス抜き感にあることは否定できません。

しかし、本書が類書をしのぐロングセラー足りえた秘訣は別のところにあります。
それは著作を単なる「親子受験格闘日記」に仕立てなかったことで、ややもすると干渉過多になりがちな
この時期の親子関係をうまく希釈できたことでありましょう。

即ち後半の国語設問研究の部、がその希釈剤、緩衝剤であるわけです。
内容はタイトルとかけ離れたもので、読解法でも秘伝でもない意味不明の代物であります。
学者さんの独り言といっても良いと思います。それでも読者を惹きつけて止まないのは、
その真剣さ、肩の力の入れよう、であります。

合格発表が済めば、あっけなく、ほんとにウソのようにあっけなく崩壊するこれらのコダワリは滑稽ですらあります。
日本人のみならずアジア人が走りやすい受験信仰の 根源が科挙による既得権益獲得、にあるとしても、
中学をどうするかなんてあまり 意味のないことなんですがね・・・。

私はこの本を7-8回通読し、中学受験を控えた5年生を持つ知人に贈与しました。
もちろん国語参考書としてでなく、自嘲も含めた親バカ小説としてであります。

 


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