【保存版】中学受験の塾の選び方を徹底解説

受験ボックスには毎日多くの方がアクセスしてくれています。塾の選び方で迷われている方も多くいらっしゃるので本日は塾選びについて記事をまとめます。

塾のタイプを理解する

塾といっても内容は様々です。塾には大きく分けて3タイプあります。「大手塾」「地域密着・独立塾」「個別指導塾」形態ごとにそれぞれ特色があり、メリット・デメリットがあります。それぞれご紹介していきますので、お子さんにあうかどうかの判断材料にしてください。

大手塾

日能研やSAPIX、四谷大塚、早稲田アカデミー、関西では浜学園や希学園、能開センター、馬渕教室が大手塾とされています。

メリット

知名度が高く、駅から近くに構えているケースがほとんどです。大手塾のメリットは集まってくるデータが膨大なこと、受講生も多く模試の結果などから、間違えやすい問題を教材に取り入れてきたり毎年成長をし続ける特徴があります。

講師は、バイトを採用することはほとんどありません。講師陣の研修カリキュラムが用意されており、クリアした講師のみ採用される仕組みが一般的です。

お子さん自身で目標設定を行い、積極的に勉強をするタイプに向いているでしょう。

デメリット

大手塾は合格率を非常に重要視します。中学受験をする親御さんが増えている昨今は顕著です。入塾時のテストで弾かれるケースも多く、入学できても授業についてこれない子に対してのフォローは少なめです。

手とり足とりで勉強の面倒を見てもらえないと思っていいでしょう。

またクラス分けをされますので、実力が同じような子に囲まれることになります。普段小学校で感じることのないプレッシャーに悩んでしまう子も多いのも特徴の1つにあげられます。

大手塾でもケア体制が近年整ってきているところも増えているため事前に確認をしてみるのもよいでしょう。

地域密着・独立塾

東京大学出身や難関大学を卒業した方が起業して塾を設立するケースは昔からありましたが、中学受験の塾に特化した塾も増加傾向にあります。

学校の授業をバックアップするカタチの塾が多いのが特徴です。

メリット

指導者は大手塾と比べると情熱的な人が多いように感じます。実際、筆者が取材にいった東京、神奈川、千葉、愛知、大阪の先生は皆、熱い人が多かったのも事実です。

オリジナルの教材やテキストが多く、講師と生徒の距離が近いのも地域密着型の塾の特徴といえるでしょう。情報量は大手塾に負けてしまいますが、進路指導は子どもの適正・将来性を考え親御さんと一緒になって考えてくれる塾が多いです。

デメリット

塾の雰囲気が合うかどうかが鍵になってきます。なんでもかんでも地域の話題をする講師も多いため、子どもが嫌がるケースがみられます。大手塾の場合は、クラスを替えることで対処可能ですが小さな塾の場合は、クラス分けがされていないことが多く、塾の雰囲気に合わない場合は、「辞めなければならない」選択肢が出てきてしまいます。転塾はなるべくしない方がいいので体験授業を通じてお子さんに合うかどうかを判断するようにしましょう。

個別指導塾

個別指導塾も2000年台後半から増えてきました。明光義塾が有名ですね。

メリット

1人の講師が子ども1人~3人に対して教えるため一人ひとりの能力やペースに合わせて指導してくれることが強みです。生徒の弱点を発見するという点では個別指導塾が抜けているでしょう。お子さんが苦手科目がある場合や、人見知りが激しく、友達を作るのが苦手な子、大きい塾だと萎縮してしまう正確な子は個別指導塾に向いています。

生徒の近くに講師がついてくれている安心感もメリットの1つでしょう。

デメリット

大手塾や地域密着型の塾に比べて費用が高いのが難点です。フランチャイズの塾も多くアルバイトの講師も多いこともあるので、講師がどういう人がつくのか事前に確認するようにしてください。

学生アルバイトが講師の場合は、受験勉強のノウハウや入試情報の面で劣る点が出てくるので要注意です。

お子さんのペースが遅ければ講師のペースも必然的に遅くなる危険性も個別指導塾にはあります。学習プログラム、学習状況を親御さんも把握できるようにしておく必要があります。

塾に通うのはいつがいいのか?

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4年生からスタートというのが塾通いの基本パターンとなっていますが、いつから塾に通わせるべきなのか考えていきます。

早ければ早いほどいいのか?

塾も現在は、小学1、2年生用のコースを用意してきています。低学年用のコースはパズルを中心とした知的好奇心の刺激を目的にしたものが多いのが特徴です。そのため塾に行かずとも自宅と学校の学習でカバーできることがほとんどです。

小学校低学年は子どもが友達との交流、団体行動を経験することにより成長速度がとても早い大切な時期です。ですから塾の用意した低学年用のコースが子どもの発達段階に適しているかどうかを最初に吟味する必要があります。

3年3学期のスタートが一番多くなっている

4年生からはじめるんじゃないの?という声が聞こえそうですが、入塾テストがある場合、ほとんどの塾が3年生の冬に実施をしています。

体験授業を必ず受ける

入塾する前には必ず体験授業に行かせ、お子さん自身から感想を聞くべきです。例えば親御さんが行かせたい中学の合格率が高いからその塾に行かせたい!と思っていてもお子さん自身に合わないと成績が伸び悩んでしまいます。

授業の感じと講師の印象を必ず尋ね検討を重ねていきます。複数の塾で体験授業を受けることでお子さんにふさわしい塾を見つけることができます。

5年生の段階で転塾するか必ず決める

5年生は中学受験をする上で基礎学力、中学受験の特有な問題に対処できる力をつける大事な時期です。この時期に塾との関係がしっくりいっていないようだったら早急に転塾を考えるようにしましょう。

学習の遅れや苦手科目がなんなのかが見えてくる時期が5年生です。この時期に塾の面談などで、どう成績を伸ばすためにどのような対策を講じてくれるのかが見えてこない場合は、非常に危険です。

塾と親との信頼関係が作れていれば、本音で話合うこともできます。

塾通いの目安と学習の目標

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学年別にまとめてみますので参考にしてください。

小学1~3年生

学年の目標

自分で勉強する姿勢や習慣を身につけさせます。

年間の流れ

中学受験を意識した塾選びは必要ありません。「自分で考える」「自ら机に向かう」「探究心を持つ」習慣を身につけさせることに注力をすることが大切。塾も公文などの勉強をする癖をつかさせてくれるところを選んだり、通信教育を活用するのもよいでしょう。3年生の冬に入塾テストを受ける用意をしておきます。

小学4年生

学年の目標

通塾する生活スタイルに慣れること。

年間の流れ

4~6月
授業がスタート、最初は週1~2時間程度の通塾が一般的です。

7・8月
最初の模擬試験で実力を確認します。

9~12月
受講科目や時間数を増やすのが一般的、本番に向けた準備が始まります。

1月~3月
冬期講習や模擬試験を通じて夏に比べて実力があがっているか確認を行います。

小学5年生

学年の目標

実力を固める大切な時期です。

年間の流れ

4~6月
授業がスタート、最初は週3~5時間程度の通塾になります。

7・8月
夏期講習も入り、本格的に中学受験の問題に慣れることを目標とします。

9~12月
夏期講習で学んだことの復習、苦手科目、単元の洗い出しを行います。

1月~3月
冬期講習で年間学んだことの復習を行います。

小学6年生

学年の目標

苦手科目の克服を行い、志望校を完全に決めることになります。

年間の流れ

4~6月
子どもとの対話を欠かさず志望校の候補を洗い出す。塾の面談も入ることがほとんどのため講師の意見を取り入れるようにします。

7・8月
夏期講習の合間、学校見学、相談会、説明会に参加し志望校を決めます。

9~12月
推薦入学も始まるので受験する場合は対策を行います。

1月~3月
直前講習を受講するのが一般的、その後一般入試に入ります。

塾選びのチェック方法

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塾には前述したように色々なタイプがあり、それぞれに個性があります。子どもの相性が大事と書きましたが意識をしても完全にその塾がお子さんに合うかどうかは分からないのが現状です。

結局は評判と地理的条件、経済的な条件で決定することが一般的なパターンです。

とにかく体験授業を受けることが何よりも大切なのは間違いありません。地域密着型の塾の場合は、事前に申し込んで通常の授業を受けることができます。大手塾の場合は体験授業の日を設けて、生徒を広告で集めることが多いので情報を逃さないように気をつけて下さい。

講師と事務スタッフの対応を確認する

子どもが通塾している間、塾との関係をうまく構築できるかはとても重要なポイントです。相談専用の窓口を用意している大手塾は魅力的に感じるかもしれませんが、教えている講師との連携が取れていないケースも多く、マニュアル通りの答えしか返ってこないという意見もありますので、どのようなスタッフが相談を受けてくれるかも確認するようにしましょう。

パンフレットにはいいことしか書いていない

当然塾も企業ですから儲けを再優先にします。チラシには合格者数などを掲載し魅力的なものを作成し配布しています。全生徒数と合格者数を見てどれくらいの比率の合格率を出しているのか確認もするようにしましょう。

塾を選ぶ際に参考にしたものは、半数近くが口コミと答えています。友達などを通じて情報収集をきちんとすることが大切です。インターネットで情報を集める際は、情報が古いケースや間違っている情報も多いため正しい情報か間違っている情報かを判断する力も必要です。

塾を決める前にココだけはチェックしておくこと

大手塾の場合

地域密着・独立塾の場合

個別指導塾の場合

塾にかかる費用

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塾に通わせるのにいったいいくらの費用が必要なのか?親にとっては一番の悩みだと思います。月謝や教材費だけでなく、交通費、模試代、夏期講習や冬期講習などの費用も考えて置かなければなりません。

費用表を作成しました。あくまでも平均的な額ですが指標値として参考にしてください。

大手塾の平均費用

4年生 5年生 6年生
入塾試験 6,000
入塾費 25,000
月謝(月額) 156,000(13,000) 276,000(23,000) 300,000(30,000)
テスト・教材費 120,000 150,000 200,000
春期講習費用 22,000 30,000 50,000
夏期講習費用 50,000 80,000 150,000
冬期講習費用 30,000 50,000 120,000
直前講習費用
合計 409,000 586,000 820,000
総額:1,815,000円

地域密着・独立塾の平均費用

4年生 5年生 6年生
入塾費 20,000
月謝(月額) 240,000(20,000) 264,000(22,000) 230,000(23,000)
テスト・教材費 80,000 100,000 130,000
春期講習費用 30,000 36,000
夏期講習費用 70,000 100,000
冬期講習費用 50,000 60,000
直前講習費用
合計 340,000 514,000 556,000
総額:1,410,000円

個別指導塾の平均費用

4年生 5年生 6年生
入塾費 30,000
月謝(月額) 864,000(72,000) 864,000(72,000) 800,000(80,000)
テスト・教材費 24,000 24,000 30,000
模試 20,000 30,000 50,000
合計 938,000 918,000 880,000
総額:2,736,000円

一般的な入塾費

全国の平均は1万8000円程度です。中には3万円を超える塾もあります。月謝は学年があがっていくに従い高くなるのはどの塾でも共通しています。

4年生の月謝は、1万5000円程度が平均ですが、個別指導塾になると高額になります。

注意すること

月謝が安く設定している場合、教材費やテスト代が高く設定されている場合があります。結局月謝が安い塾を選んだのに個別指導塾と同等のお金がかかっているというケースも珍しくありませんので、入塾する前に必ずいくらかかるのか確認するようにしましょう。

価格が安いということは、講師のレベルが一段階落ちているケースも多く見受けられます。学生バイトを雇っていることもあるので、安いのには理由があるという意識を持って最初の説明を聞くようにしてください。

当初は夏期講習や冬期講習は頭に入れていないケースが多い

自由に参加できますと謳っている塾に多いパターンです。通い始める前は、夏期講習や冬期講習は高いからやめておこうと決めていても、いざ夏休みになると、子どものために行かせてあげようと思うのが親としては当然のこと。ただこのような費用の積み重ねが家計を圧迫してしまうのです。

ですから、事前に最高でいくら必要なのかをしっかり把握していくこと。これが最も塾選びのうえで必要なことといえます。

まとめ

中学受験の塾の選ぶ時に、口コミ、評判で決めることがほとんどですが色々な側面から見ることが大切です。大手塾だから安心、個別指導塾だから安心というわけでなく、親と塾との連携がしっかり取れるところ、お子さんが勉強をしやすい環境ができるか否かが重要です。

家庭学習だけで中学受験を成功させたお子さんもいますが、やはり塾に通う方が有利なのは間違いありません。しかしそれは、お子さんに合っている塾でなければ無駄に終わってしまいます。

数ある塾の中から最適な塾が選ぶことは容易ではありませんが、この記事を読んでくれた親御さん全員がお子さんにあった最高の塾に巡りあうことを切に願っております。

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